琉球大学病院歯科口腔外科

　歯科口腔外科が担当するのは、口唇、頬粘膜、上下歯槽、硬口蓋、舌前３分の２、口腔底に、軟口蓋、顎骨（顎関節を含む）、唾液腺（耳下腺を除く）を加える部位の疾患です。その病態は様々で、歯が原因となるものから、顎発育に関する異常、悪性腫瘍、顎骨骨折などの外科的対応が必要なものや、全身疾患に関連した口腔粘膜異常や神経痛、唾液の分泌障害のように内科的対応が必要なもの、高次機能障害による摂食嚥下障害に対する口腔リハビリまであります。

　当科では口腔外科治療と、一般歯科医院での対応困難な患者様への歯科医療を提供しています。また、言語聴覚士による構音訓練、摂食嚥下機能訓練や歯科衛生士による周術期の患者様への口腔管理も行っています。
　口腔外科疾患を主に扱っていることから、地域の医院での治療のほうががより適切と思われる場合があります。
その場合、適切な医療機関をご紹介いたします。

初めての受診には電話予約をお願いしています
※ご予約には紹介状が必要です
お持ちでない場合は、別途特別受診料がかかります
予約は初診日の、月曜、火曜、木曜の9時～10時（祝祭日、年末年始除く）のあいだでお取りいただけます。

主な対象疾患
●口腔腫瘍
●口唇口蓋裂
●顎変形症・骨格性不正咬合
●口腔外傷
●顎骨嚢胞・腫瘍
●顎関節疾患
●唾液腺疾患
●神経性疾患
●障がい者歯科疾患

診療実績
2020年度実績
・口腔癌手術（45件）
　　上記のうち頸部郭清術を伴うもの（13件）
　　上記のうち再建術を伴うもの（2件）
・良性腫瘍・嚢胞手術（27件）
・口唇口蓋裂手術（24件）
　　上記のうち口唇形成術（8件）
・顎変形症手術（23件）
・外傷（顎骨骨折）（6件）
・消炎手術（骨髄炎手術）（5件）
・智歯抜歯術（191件）